ホンダ 新型 N-WGN カスタム L ターボ 4WD 内外装~試乗レビュー 2019年8月発売

あなたに走りの楽しさを伝えたい!たかです。
2019年8月9日、ホンダN-WGNニューモデルが遂に発売されました。この発売を心待ちにされていた方もたくさんいらっしゃったと思います。
で、ようやく発売になった期待のN-WGNなのですが… 電動パーキングブレーキの出荷前検査で、警告灯の異常点灯が判明。原因を精査するため部品の供給停止の影響を受け、約1カ月にわたって生産が滞ってしまったという経緯を踏まえて、その後無事に販売再開となりました。
今回は上位グレードのN-WGN カスタム L ターボ 4WD Honda SENSING に試乗。 軽自動車とは思えない装備内容と走りの質感に驚かされ、外観&内装チェックを含めて、その実際の内容をお届けしたいと思います。
N-WGNは、軽自動車ながらも高級車と何ら変わらない装備がふんだんに装着されており、Honda SENSING では、ホンダの安全装備もここまできたか、というレベルまで仕上がっている。 動画では少し長編になっていますが、セールス氏とのやり取り・内容も楽しんで頂けますと幸いです。
もくじ
今回の試乗車、ホンダ新型 N-WGN カスタム L ターボ 4WD
ホンダが掲げる基本的デザイン像は「すっきりしていて心地よく、自然体で使いこなせる、親しみが持てるデザイン」。新型 N-WGNのスタイリングをひとことで言い現わすと、こんな感じでしょうか。
毎日の暮らしに馴染んでくるような感覚… とでも言いますか。実際にメーカーでも、「目が合うたびに、好きになる。機能の追求からうまれた親しみやすさ」と謳っています。
N-WGNとN-WGN カスタムの外観上の違いも顕著で、おしゃれなN-WGNに対して今回試乗した新型 N-WGNカスタムLターボは、フロントグリルなどの印象ががらりと変わり、力強く存在感のある印象を持つとともに「シックで上質なカスタム」になっていました。
N-WGNは多くのレベルの高さを見せていましたが、そのひとつである「心地よさがつづくシート」は、人に「なじむ」という考え方のもと、体全体を包み込むようなおおらかなデザインに仕上げ、ふっくらとした厚みでほどよく沈み込み、乗る人の姿勢を安定させている。そして車内空間は、前席との間隔を広くとることにより後席でも広々、ゆとりある後席空間を実現していました。
相対的にレベルが高く、さまざまな面で注目のクルマ。今回、そんなホンダ新型 N-WGN カスタム L ターボ 4WDを市街地で試乗してきましたので、外観&内装とともに振り返ってみましょう。
新型N-WGNのグレード構成は、「N-WGN」と「N-WGN Custom」の2タイプ。エンジンラインナップは、NA(自然吸気)車とターボ車の2種類で、トランスミッションは無段変速オートマティック。
※画像は、N-WGN Custom L・ターボ Honda SENSING フロント イメージ (シャイニンググレー・メタリック)
【今回のターゲット車種】
2019年8月に発売されたニューモデル「N-WGN Custom L・ターボ Honda SENSING・4WD」
1,694,000円[2WD]/1,827,100円[4WD]
最上位モデル「N-WGN Custom L・ターボ Honda SENSING・4WD」が、メーカー希望小売価格1,827,100円(消費税込み)。
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ホンダニューN-WGN<メーカー希望小売価格>
タイプ | グレード | 2WD(税込) | 4WD(税込) |
N-WGN | G Honda SENSING | 1,298,000円 | 1,431,100円 |
L Honda SENSING | 1,364,000円 | 1,497,100円 | |
L・ターボ Honda SENSING | 1,529,000円 | 1,662,100円 | |
N-WGN Custom | G Honda SENSING | 1,540,000円 | 1,673,100円 |
L Honda SENSING | 1,617,000円 | 1,750,100円 | |
L・ターボ Honda SENSING | 1,694,000円 | 1,827,100円 |
※ボディカラーによっては追加金額あり。
【主要諸元】
N-WGN Custom L・ターボ Honda SENSING・4WD |
全長×全幅×全高(m) |
3,395×1,475×1,725 |
車両重量(kg) |
930 |
エンジン |
S07B水冷直列3気筒横置 |
トランスミッション |
無段変速オートマティック(トルクコンバーター+パドルシフト付) |
WLTCモード燃費 |
20.0km/L |
性能/エンジン |
最高出力(kW/rpm)ネット 47<64PS>/6,000 最大トルク(N・m/rpm)ネット 104<10.6kg・m>/2,600 |
最低地上高 |
14.5cm |
サスペンション方式(前 / 後) |
マクファーソン式/車軸式、ド・ディオン式 |
タイヤ(前・後) |
165/55R15 75V |
乗車定員 |
4名 |
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ホンダN-WGN Customのスタイリング
▼フロント斜め方向からの画。シックで上質だが親しみやすいクルマという印象がある。N-WGN Customは、9灯式フルLEDヘッドランプ、クロームメッキ加飾(インテリア)、インテリアイルミネーションなどを装備。N-WGNもLEDヘッドライト(プロジェクタータイプ)の設定あり。
▼パーツひとつひとつの形状や配列を吟味し、品のある輝きを追求したフロントグリル。
▼斜め後ろ方向からのアングル。全長3,395×全幅1,475×全高1,725のボディサイズは、全高がN-BOXより9cm低い分安定感あり。
▼サイド側エクステリア。軽自動車というコンパクトサイズでありながら後席でも広々くつろげる居住性に優れている。
▼Custom専用アルミホイール。 サイズは165/55R15 75V。ちなみにN-WGNは、155/65R14 75S。
▼N-WGN Customは、すっきりして見えるのに、やわらかなふくらみの芯を感じる、しっかりとしたフォルム。
N-WGN Custom ボディカラー
▼N-WGN Custom L・ターボ Honda SENSING (ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバー)

プラチナホワイト・パール

シャイニンググレー・メタリック

クリスタルブラック・パール

ミラノレッド

プレミアムアガットブラウン・パール

ミッドナイトブルービーム・メタリック

プレミアムベルベットパープル・パール

プラチナホワイト・パール&ブラック

ミラノレッド&ブラック

ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバー

プレミアムベルベットパープル・パール&シルバー
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N-WGN Customのインテリア
▼フロント運転席側のドアを開けた状態。最近の軽自動車は質感も高い。
▼リヤシートから見たインテリア。
▼より上質な空間を引き立てるカスタム専用シート。起毛調のトリコット生地を使用することでシートの存在感を際立たせた。
▼メーターを表示するマルチインフォメーションディスプレイは、様々な機能を表示。
▼運転席側ドリンクホルダー
▼エンジンスタートのプッシュボタン
▼ウインカー&ライトスイッチのレバー(反射していて見えづらく申し訳ありません)
▼ワイパーのレバー
▼N-WGN Custom L ターボ専用の本革巻ステアリングホイール。テレスコ&チルト両方の機能が装着していてビックリ。
▼オーディオ・ハンズフリーのスイッチ
▼アダプティブクルーズコントロールのスイッチ
▼シフトノブは本革巻ではなかった。
▼ブレーキホールドのボタン。交差点などで停止時にブレーキを少し踏み足すとブレーキホールドが作動。発進時はアクセルを踏むだけで解除される。
▼N-WGN専用7インチナビ。ほかに8インチも選択できる。
▼空気の浄化や脱臭だけでなく、お肌にもうれしい効果のあるプラズマクラスター技術を搭載したエアコン。
▼スマートフォンの充電も出来る、ちょい置きスペース。
▼ダッシュボードBOX
▼フロントアームレストは長さがあり、正直うらやましく思った。
▼ルームランプは最初からLED。
▼ドア内側の生地も上質。
▼リヤシートも前席同様に上質。足元空間は広く、かなり余裕がある状態。
▼シート後ろにポケットが2カ所付いていて便利。
▼リヤウインドウがこんなにも大きい。
▼ラゲッジスペース(2段にした状態)
▼アップにした状態。
▼折りたたんで収納した状態、およびシートアレンジ。


すべての基本は、強い骨格づくりから
軽量化と高剛性を追求した新プラットフォーム。
衝突時の衝撃(G)を制御するHonda独自の安全技術「G-CON」。
軽量かつ高強度な素材を各所に配置することで衝突安全性能に貢献。さらに「コンパティビリティー対応ボディー」の採用により、相手車両に与えるダメージも軽減しています。
ホンダ「衝突安全性能」から引用。https://www.honda.co.jp/N-WGN/webcatalog/performance/passive-safety/
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N-WGN Custom L・ターボ・4WD 試乗!
走行インプレッション
今回は、ターボエンジンモデルN-WGN Custom L・ターボ・4WD(最高出力 64PS/6,000rpm、最大トルク 10.6kg-m/2,600rpm)に試乗した。
グレード・タイプの選択は、まずN-WGNかN-WGN Customを選び、次にNA(自然吸気)エンジンかターボエンジンのどちらにするか、そして2WDか4WDを選択する。
燃費はWLTCモードで、試乗したN-WGN Custom L・ターボ・4WDで20.0㎞/L、N-WGN Custom G・L・2WDで23.2㎞/Lをマーク。
今回試乗したターボエンジン・4WDモデルの走り出しはスムーズで、力不足は感じない。むしろ、ゆとりのある加速は登り坂も苦にしない感じだ。
走行中のカーブでは、アジャイルハンドリングアシストが動作することによって、クルマの内側にブレーキをかけ、ハンドルを直進に戻す時には反対側のブレーキをかけることで、安定感のあるスムーズなコーナリングをサポートしている。
また、このクルマは視界のよさにもこだわりがあり、前席の窓枠を細く、ワイパーの位置を下げ、より広くすっきりとした視界を確保している。狭い道への右左折やバック駐車の際にも、周囲の状況をしっかりとつかめる安心感があります。
走行安定性に関しては、同メーカーのN-BOXと比較して全高で9cm低いことからくる安定感により、走りを楽しむということに関してはN-WGNのほうに軍配が上がるだろう。
乗り心地についても、昨今の軽自動車の進化には目を見張るものがあるが、このクルマも例外ではなく、いやそれ以上に段差をまろやかにいなし、路面の凹凸をしなやかに吸収するふところの広さには、素直に素晴らしいという感想だ。
ニューN-WGN のグレードは「ノーマル」と「カスタム」の2種類。おしゃれなノーマルに対して、スポーティなカスタムといったところだろうか。これはデザインの違いもありそれぞれの好みで選ぶのよいだろう。
ノーマルタイプの場合、ターボ車はNA車に比べて165,000円高いが、カスタムになるとその差は77,000円にしかならない。カスタムで考えると専用アルミホイールほか、様々な装備が付くターボモデルを選ぶのが得策だろう。
Honda SENSINGは全グレード共通の標準装備で、衝突軽減ブレーキからアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)、車線逸脱抑制機能まで、現在のホンダ安全装備の技術がすべて取り込まれており、安心で快適なドライブをサポートしてくれる。
ホンダN-WGNが人気の理由
今日では、スライドドアを装着した「背の高い軽ワゴン(軽スーパーハイトワゴン)」が売れ筋だが、このN-WGN はむしろ背の低いことによる安定感の高さと運転の楽しさ、スライドドアを廃したことによるリーズナブルな価格、充実した運転支援システム(Honda SENSING)を標準装備、軽自動車初のテレスコピック(ステアリングの前後位置を調整可能)&チルトステアリング(ステアリングの上下位置を調整可能)機構を標準装備してさまざまな体格のドライバーが運転しやすくなった、後席のシートアレンジと、荷室の使い勝手が向上した、これらの特徴によってホンダN-WGNは人気の高さを誇っているようだ。
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ホンダ 新型 N-WGN カスタム L ターボ 4WD 内外装~試乗レビュー・まとめ
今回の試乗で感じたドライブフィール。そのターボ車としての走りは、軽自動車とは思えないトルクフルな走り。しかも走行安定性の高さからくる車の安定感、そして優れた乗り心地は軽自動車の範疇から外れていると言ってもよいくらい。
ドライブフィールは、軽めだがステアリングの微調整があまりいらない安定感あるステアフィールで、パワフルでしかも運転していて楽しい機敏さがあります。
ホンダの安全技術「Honda SENSING」では、電動パーキングブレーキおよびブレーキ停止保持機能がついているのはまさに!◎。他にもうれしい機能が盛りだくさんで、おすすめできるクルマとしてのポイントは高いと言っていいでしょう。
雪道・悪路に強い4WDシステムも設定されているため、走破性の面でも問題なし。私のように降雪地域に住んでいる人間には頼りになる一台になりそうです。
試乗インプレッションの詳しいレポートは、動画でも見ていただけると幸いです。
▼ほんだN-WGN公式ホームページです。
▼関連記事はこちらからご覧いただけます。
▼私がクルマ買い替えの際に必ず参考にしている本はこちら。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。