新型マツダCX-30試乗レビュー!【外観&内装】質感の高さはひとクラス上のコンパクトSUV

あなたに走りの楽しさを伝えたい!たかです。
新型マツダCX-30、ディーゼルモデル「XD L PACKAGE SKY ACTIV D 1.8」に試乗してきました!
2019年10月24日に発売されたマツダCX-30。2020年1月16日には新世代ガソリンエンジンの「SKYACTIV-X(スカイアクティブX)」が発売されました。
これですべてが出揃い、新世代ガソリンエンジン・ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンの3グレードがラインナップ。
内訳は、新世代ガソリンエンジン3車種・ガソリンエンジン4車種・ディーゼルエンジン3車種の計10車種が用意されています。
新世代ガソリンエンジン SKYACTIV-X 2.0 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
ガソリンエンジン SKYACTIV-G 2.0 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
ディーゼルエンジン SKYACTIV-D 1.8 水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
まさに絶妙なところを突いたクロスオーバーSUV、それがマツダCX-30ではないでしょうか。
後席等の狭さが難だったCX-3の弱点を見事に克服して、ちょうど良いサイズ感で登場したCX-30は、プラットフォームも評価の高いマツダ3と同じものが使われています。
今回は以前から試乗をしてみたいと思っていた「マツダCX-30 XD L PACKAGE(1.8ℓディーゼルモデル) 」に試乗してきましたので、外観・内装&試乗レビューをお届けします。
✔ 本記事の内容
- マツダCX-30 グレード別価格・スペック
- 〃 外観の特徴
- 〃 内装の特徴
- 1.8ℓディーゼル 試乗レビュー
もくじ
マツダCX-30<メーカー希望小売価格>
<6EC-AT>
モデル | グレード | 価格( 2WD / 4WD )税込 |
新世代ガソリンエンジン | X PROACTIVE | 3,294,500円/3,531,000円 |
X PROACTIVE Touring | 3,415,500円/3,652,000円 | |
X L Package | 3,477,100円/3,713,600円 | |
ガソリンエンジン | 20S | 2,392,500円/2,629,000円 |
20S PROACTIVE | 2,612,500円/2,849,000円 | |
20S PROACTIVE Touring | 2,733,500円/2,970,000円 | |
20S L Package | 2,794,000円/3,030,500円 | |
ディーゼルエンジン | XD PROACTIVE | 2,887,500円/3,124,000円 |
XD PROACTIVE Touring | 3,008,500円/3,245,000円 | |
XD L Package | 3,069,000円/3,305,500円 |
<6MT>ガソリンエンジンはすべてマニュアル設定あり。価格はATと同価格です。
モデル | グレード | 価格( 2WD / 4WD ) |
新世代ガソリンエンジン | X PROACTIVE | 3,294,500円/3,531,000円 |
X PROACTIVE Touring | 3,415,500円/3,652,000円 | |
X L Package | 3,477,100円/3,713,600円 | |
ガソリンエンジン | 20S | 2,392,500円/2,629,000円 |
20S PROACTIVE | 2,612,500円/2,849,000円 | |
20S PROACTIVE Touring | 2,733,500円/2,970,000円 | |
20S L Package | 2,794,000円/3,030,500円 |
マツダCX-30 XD L Package<主要諸元>
MAZDA主要諸元から引用。https://www.mazda.co.jp/globalassets/assets/cars/cx-30/common/pdf/cx-30_specification_201912.pdf
XD L Package 2WD(FF) | XD L Package 4WD |
全長×全幅×全高(mm) | |
4,395 × 1,795 × 1,540 | |
車両重量(kg) | |
1,460 | 1,530 |
エンジン | |
S8-DPTS型 | |
トランスミッション | |
6EC-AT | |
総排気量 | |
1,756 cc | |
性能/エンジン | |
最高出力:85kW[116PS]/4,000rpm 最大トルク:270N・m[27.5kgf・m]/1,600-2,600rpm | |
WLTCモード燃費 | |
【総合燃費】19.2 km/L | 【総合燃費】18.4 km/L |
(市街地モード) 16.1 km/L | (市街地モード) 15.5 km/L |
(郊外モード) 19.3 km/L | (郊外モード) 18.5 km/L |
(高速道路モード) 20.9 km/L | (高速道路モード) 20.0 km/L |
サスペンション方式(前/後) | |
マクファーソンストラット/トーションビーム | マクファーソンストラット/トーションビーム |
タイヤ(前・後) | |
215/55R18 | |
乗車定員 | |
5名 | 5名 |
マツダCX-30 ボディカラー
ボディカラーは全8種類。新型CX-30のボディカラー一覧
ソウルレッドクリスタルメタリック(66,000円高)
ソニックシルバーメタリック
ジェットブラックマイカ
チタニウムフラッシュマイカ
マシーングレープレミアムメタリック(55,000円高)
ディープクリスタルブルーマイカ
スノーフレイクホワイトパールマイカ(33,000円高)
ポリメタルグレーメタリック
※写真のレザーシートはピュアホワイト。
ブラック/チャコール・ピュアホワイト・ブラック・グレージュ
▼併せて読みたい!2020年2月に発売されたホンダ新型フィットの記事はこちらから。
マツダCX-30外観をチェック
マツダCX-30のエクステリア、マツダ車全般に通じるとてもスタイリッシュなデザインです。
そしてマツダならではの統一感のある、まるでボディが鏡面のようなデザインです。
思わず「綺麗だな~!」とつぶやいておりました。
まじまじと見たのは初めてですが、いっけん強面な顔ながらもスタイリッシュさが勝っています。♪
フロントグリルも押し出しが強く、存在感が出ていますね。
細かな部分と言いますか、ヘッドランプ周りの造形をはじめ湾曲しているデザインの美しさが目を引きます。
オートハイビームが備わっているLEDヘッドランプは機能性も◎です。
サイドエクステリアは、マツダが提唱する「魂動デザイン」の伸びやかなフォルムが印象的です😘
ここでも鏡面のようなボディに目がいってしまいます。
18インチのアルミホイールも、なかなか似合ってますね。
アップにするとこんな感じ ♪ タイヤサイズは215/55R18。
ボディ同色の電動格納リモコン式ドアミラー。ドアミラーまで塗装が美しいです。
斜め後方からのビューです。
リヤビューはこんな感じ♪ リヤのテールランプもつくりの良さを感じます。
床下を撮影してみました。最低地上高は17.5cm。
絶妙な高さで雪国青森でも、これくらいあれば大丈夫。
これ以上高さがあると乗り降りが大変にもなりますので。^^;
新型マツダCX-30の外観エクステリアは、エレガントで繊細!
ていねいに造られているのが伝わってくるエクステリアです。
▼併せて読みたい!2019年11月マイナーチェンジ新型XVの記事はこちらから。
マツダCX-30の内装を見ていく
では、内装を見ていきましょう!
ドアを開けた瞬間、高級感に驚きます。まずドア内装の質感にびっくりします。
高品質なソフトパッドがいたるところに使われており、手づくりの品質を感じます。
CX-30のレザーシート(ピュアホワイト)。最近発売されるクルマはシートの向上が目覚ましい!です。こちらのシートもしっかりとした造りのシートです。😘
【視界はどうか】
さてCX-30の視界の良さはどうでしょうか。
これだけスタイリッシュなクルマなのですが、視界の良さもじゅうぶん確保されていると思いました。
新型フィットのような抜群の視界の良さとまではいきませんが、このデザインでこれだけの視界の良さを確保するのは大変だったのではないでしょうか。😊
美しく横方向へのびる内装デザインは、走行前にただ座っているだけでもしっとり感を感じてしまいました。
高品質なソフトパッドが使われていますので質感は高いです。
手づくりがされている丁寧さが伝わってきます。
液晶メーターは大型の見やすいメーターになっています。
シンプルで、くっきりした印象の画面は好印象です。
マツダ コネクトが、進化した8.8インチのワイドなセンターディスプレイを搭載して登場しました。
デザインもこのクルマならではと思われる車内にマッチした形状ですね。
やはり大画面ナビゲーションは、見やすくて操作感も良くなりますね😉
自動防眩ミラーはフレームレス仕様です。
サンバイザー上のランプもLEDランプです。
運転席側の制御関係等のスイッチです。
ウインカー&ライトのレバー。手前にパドルシフトがついています。
ワイパーのレバー。
本革巻きステアリングは触感もグッド👍
ステアリング左側にオーディオ類のスイッチがついています。
ステアリング右側はクルーズコントロールのスイッチです。高速道路で活躍してくれますね。
パワーウィンドウのスイッチは、こんな感じ ♪
フロントセンター部の小物置きトレー。ドリンクホルダーは横並びで使いやすいです。
運転席・助手席独立のフルオートエアコン。花粉除去フィルターも備わっています。
本革巻きシフトノブ。スムースレザーを使用。
マツダコネクトの操作ボタンと、右側には電動パーキングとブレーキホールドが付いています。
ブレーキホールドは一度使ってしまうと欠かせない機能で、これなしでは辛くなってしまいます😆
大型のセンターコンソールBOX。面積が大きくアームレストとしての使い勝手も👍
中も大容量で、収納力は抜群です。
リヤドアを開けた状態です。
後席も必要じゅうぶんな広さがあり、窮屈さは感じません。
後席レザーシートも前席と同様に質感高く、しっかりとしたシートです。
後席スペースは画像のような感じです。
後席用のエアコン送風口もちゃんと備わっていました。
後席の大型アームレストです。横並びのドリンクホルダーが備わっています。
センター部分のLEDルームランプ。
リヤウインドウと、小さめですが三角窓もついています。
ラゲッジルームに行ってみましょう♪
パワーリフトゲートを試してみました。ボタンをちょこんと押すだけでゲートを開閉してくれますので超便利!
アドバンストキーでも、もちろん操作が可能です。
リヤシートは分割式になっており、片側を倒した状態です。
内装を見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
新型マツダCX-30の内装の質感の高さを皆さんにも感じていただけたのではないでしょうか。
このクルマに乗り込んでシートに座った瞬間に感じる質感の高さ、もうその時点でクルマに乗っている喜びを感じられる出来栄えだと思います。
見ただけで「しっとりと心地良い」と思える、マツダの本気のクルマづくりが伝わってきます。
マツダCX-30の内装の良さが認識できたところで、次はいよいよ試乗!です。
▼併せて読みたい!トヨタ新型ライズカスタムの記事はこちらから。
マツダCX-30 XD L Package AWD試乗レビュー
マツダCX-30の外観・内装をひと通り確認したうえで、いよいよ試乗です!
試乗は営業マンの方と一緒におこない、今回は撮影も無事に終えることができました。😂
以前から試乗してみたい!と思っていたこともあり、ワクワク感を持っての試乗スタートです。
新型マツダCX-30 XD L Package(1.8Lディーゼル)の実力のほどは
ソウルレッドクリスタルメタリック。マツダCX-30は、前方からはワイパーが見えない形状になっています。
引用元:https://ssfm.site/html/ssfm-mjo/7500/#38
自然な姿勢で理想的なドライビングポジション
一緒に試乗をした営業マンの方が強調されていたのが、この点です。
「普通にまっすぐな姿勢でシートに座り、自然に足を伸ばした先にペダルがあること」
これはごく当たり前のことのように思いますが、実は多くのクルマがこのようになっておらず、自然と足を伸ばした位置にペダルがない場合が多いようです。
私もそう言われてみて、あらためて「なるほど、そうかも!」と合点がいった次第です。
運転はアクセルとペダルを操作しておこなうものですから、走りはドライバーの足元から始まるわけです!
「走りの楽しさは自然な操作から生まれる」。この原理を真摯に考えてそれを実施したマツダという会社、只者ではないかもしれませんね。
SKYACTIV-D エンジンと加速フィール
ロングツーリングを快適に楽しめるクリーンディーゼルエンジンならではの力強さを感じます。
マツダ3の時もそうでしたが、1.8Lエンジンは余裕のある力強い走りを見せてくれました。
低~中速域でも加速度がリニアに上昇し、また加速後アクセルをオフにしたときのノッキングがないため、安心して高回転まで息切れせずに伸びていくイメージです。
走行性能
マツダの新技術 G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)を搭載。これについてはマツダ3試乗時に説明を受けており、特にコーナーリング・右左折時にその効果を体感していましたが、あらためて高い技術を感じました。
ステアリングを切っていくと、とてもリニアにそのままの姿勢で曲がっていってくれる感覚。今回もそれを同じように感じましたが、車高の高さがあってかマツダ3のほうが、この技術のより高い完成度を感じたことを申し添えたいと思います。
先進のi-ACTIV AWDは、短い試乗ではそこまではっきりとはわかりませんでしたが、走行内容によって適切なトルク配分をおこなう自動制御が意のままの走りをサポートしてくれているに違いありません。
静粛性についてはどうか
試乗時に静粛性についてはどうか?神経を研ぎ澄ませて乗っていたのですが、営業マンの方との会話も支障なく、静粛性についても高いレベルを実現していると感じました。
エンジン音も嫌な感じはなく、心地よい?と思えたことでもポイントは高いと言えそうです。
ドアを閉めた瞬間に静寂が訪れる… というのはオーバーな言い方でしょうか。
マツダCX-30の心地よさとは
「クルマとの心地よい一体感を追求する」をコンセプトとして開発された新型マツダCX-30。
心地よさを感じるためには「乗り心地」が重要になってくると思います。
スバルレヴォーグオーナーである私が、このマツダCX-30の乗り心地をどう感じるか?
これについてもお伝えしたいと思います。
▼併せて読みたい!スバルレヴォーグに関する記事はこちらから。
神経を研ぎ澄ませながら走行していましたが、悪路でも振動が少ないのには驚きました。
レヴォーグはスポーツ車のため足回りが硬く、どうしても硬めの乗り心地になってしまいますが^^; CX-30は乗り心地がよいクルマだということを感じていただけると思います。
実感としては、路面にデコボコがあるような道路でも乗り心地は悪くなく、振動を吸収している感じがあります。
ゴツゴツ感は少なく、私にはとても乗り心地のよいクルマに感じました。
クルマの安定感も高く、表題の「クルマとの心地よい一体感を追求する」をじゅうぶんに体現しているというのが私の感想です。
▼ 動画はこちらからご覧いただけます。
新型マツダCX-30 XD L Package AWD試乗まとめ
引用元:https://ssfm.site/html/ssfm-mjo/7500/#33
ここまで新型マツダCX-30について見てきました。
私の個人的感想としては、絶妙なところを突いたクロスオーバーSUVとしてのポジションを十分に確立できるクルマなのでは?というのが正直な感想です。
マツダが追及する「魂動デザイン」を象徴する滑らかなエクステリア、「しっとりとして質感高い」インテリア、そして「意のまま走りを実現する」する走行性能。
最近のクルマの進化は目覚ましいものがありますが、シートに腰を下ろし、ステアリングに手を添えた瞬間に心地よさを感じるクルマ、このCX-30もそんな車でした。
マツダ3のSUV版と言えなくもないこのCX-30ですが、この総合的な気持ちよさを一度試してみる価値はあると思います。
お近くのマツダディーラーで一度試乗されてみることを是非オススメいたします。😊
▼関連する記事はこちらからご覧いただけます。
マツダCX-30の公式ホームページです。
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。