スバル新型レヴォーグ プロトタイプの感想と見えてきた最新情報!

あなたに走りの楽しさを伝えたい!たかです。
2019年10月に開催された東京モーターショーで、初お目見えした「新型レヴォーグプロトタイプ」
レヴォーグがついにフルモデルチェンジを迎え、新たなデザインで登場することになります。
様々な憶測が飛んでいた中で我々の前に現れた新型レヴォーグは、一見あまり変わっていない?と思われたのも束の間、その中身は様々な最新技術が凝縮された個体で、我々の期待に応えるためにスバルが総力をあげて作り上げたモデルと言っても良い、意気込みが感じられたクルマでした。
デザイン部分で個人的に若干変更して欲しい点はあるものの、おそらく発売されるモデルはプロトタイプと大方違いはないと思われます。
今回は新型レヴォーグプロトタイプに関する筆者の感想と、その後出てきた新型レヴォーグ最新情報も併せてお届けします。
~新型レヴォーグの全貌が明らかに~
2020年8月20日、スバル本社から新型レヴォーグの全貌が発表された。
▼その内容をわかりやすく記事にまとめたので、よろしければご覧ください。
【新型レヴォーグ諸元表】
全長 | 4755mm |
全幅 | 1795mm |
全高 | 1480mm |
ホイールベース | 2670mm |
車両重量 | 1520kg |
エンジン | 水平対向4気筒直噴ターボ |
排気量 | 1.8L |
最高出力 | 200ps |
最大トルク | 30.0kgm/1500rpm~ |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | AWD |
タイヤサイズ | 225/45R18、245/40R18(STI SPORT) |
価格 | 330~420万円 |
もくじ
新型レヴォーグプロトタイプ(フルモデルチェンジ)の感想
エクステリア
みなさんは新型レヴォーグプロトタイプの外観デザインをご覧になって、どうような感想を持たれたでしょうか。
私はもう少し変更があるのかな?と思っていたのですが、デザインは思ったより変わっておらず、現行型をかなり踏襲したモデルになっている印象を受けました。
エッジの効いたボディで、ボリューム感を感じる、ラグジュアリーな印象も持ちました。
▼ 新型レヴォーグプロトタイプ
▼ 現行レヴォーグ
その後よくよく見ていくと現行型レヴォーグとはかなり印象が変わったというのが現在の私の認識です。
現行型レヴォーグは、「武骨で男っぽい凛々しい顔つき」の中でも、どこかマイルド感を感じる顔つきです。
私個人の感想ですが、新型レヴォーグは特にフロント部分にどこかクールで冷たい印象を持ってしまいました。
ここは好き嫌いの部分が大きくなるため一概には言えませんが、私個人としては「クールで冷たい」と感じた部分をできれば「マイルド感」も感じられるデザインに少しだけ変更していただければ更に嬉しい!というのが率直な感想です。
新型レヴォーグの発売日は2020年9月と言われており、これはかなり信ぴょう性が高いようです。
発売時にプロトタイプからデザインの変更があるのか、そのままの発売となるか、その点も興味津々です。
新開発エンジン
※画像はレヴォーグ1.6 STI SPORT D型のエンジンルーム
続いての楽しみはエンジンです。
全く新しい新開発の1.8L水平対向ボクサーターボエンジンは、最高出力200ps、最大トルク30kgmを低回転域から発揮するフラットな仕様の見込みです。
レギュラーガソリン仕様のため、お財布にも優しく、低回転域から発揮されるトルクは実用域でのゆとりが高まって、とても扱いやすい乗り味になりそうです。
現行レヴォーグ1.6モデルが、最高出力170ps、最大トルク25kgmですから、新開発1.8Lはともにパワーアップされており、その分力強い走りが期待できますね。
ただしこれまでの2.0Lの最高出力300ps、最大トルク40.8kgmに比べるとおよそ及ばないため、そういった領域に対応するものとして来年2021年には、WRX S4発売と同時にレヴォーグに2.4Lターボエンジン搭載車が発売される見込みとなっています。
2.4Lターボエンジンは、WRX S4と同様に320ps/45.0kgm程度にパワーアップされたものを新型レヴォーグにも搭載するものと思われます。
価格が気になりますが、とても楽しみなところでもあり発売を待ちたいと思います。
新世代アイサイト
※画像はアイサイトツーリングアシスト
アイサイトツーリングアシストが、さらに進化して登場します。これまでのアイサイトは2つの優れたステレオカメラで様々なシチュエーションに対応していましたが、新世代アイサイトではステレオカメラが更に進化して「広角」になり、それプラス横方向への4つのセンサーが追加されることにより、自動ブレーキの作動範囲拡大で360度(全方位)に対応できることになります。
これまでのアイサイトは横方向には対応しておらず、交差点での右左折の際等、横方向から来る車・人・自転車などには対応していませんでしたが、これですべての方向(全方位)に対応することになります。
それらに加えてレーンチェンジ等の新しい機能も加わり、我々にさらなる安心と利便性を提供してくれる最新の安全装備が備わることになります。
▼関連記事はこちらです。
インテリア
※画像は2,019年アメリカ市場で発売されたレガシィのインテリア
インテリア(内装)については、まだ正式な披露とはなっていませんが、「ベストカー」さんの情報によるとカーナビモニター画面は縦型12.6インチの大型サイズで、STIスポーツはメーターパネルが液晶グラフィックになる見込みです。アメリカ市場にて2019年に発売された新型「レガシィ/アウトバック」の内装が引き継がれた内容になるものと思われ、さらに高級感が増したインテリアになることは間違いないと思われます。
これはぜひ発売後の実車で確認したいところでもあり、レヴォーグならではのインテリア部分があるのか?など気になる点が満載ですね。
ついにボディがSGPレヴォーグに
※画像はスバルのクルマづくりから引用 https://www.subaru.jp/brand/technology/story/sgp.html
フルインナーフレーム構造でSGPがさらに進化!プラットフォームがSGPに進化し、またさらに構造にインナーフレームを採用することで骨格が頑強になりSGPがさらに強化されます。
私もSGP仕様のスバル車に何台が試乗していますが、SGPによるカッチリ感・安定感はとても優れたものがありました。
これによって乗り心地が向上することは間違いなく、開発責任者の五島賢氏のお話しでも「乗り心地が2ランクアップする」という自信に満ちたお話しがありました。
乗り心地が2ランクアップするというお話しを聞いた時は、言葉では言い表せない気持ちになったことを今でも覚えています。
もしかしたら、この点がレヴォーグの最大の進化なのかもしれません…
▼ 動画はこちらからご覧いただけます。
▼関連記事はこちらです。
新型レヴォーグの最新情報(その他)
この時点でわかっている、そのほかの新型レヴォーグ最新情報は下記のとおりになります。
・新型レヴォーグのボディサイズ
(現行レヴォーグ)全長4690×全幅1780×全高1490mm、ホイールベース2650mm
↓
(新型レヴォーグ)全長4755×全幅1795×全高1480mm、ホイールベース2670mm
現行型に対し全長は65mm長くなり、全幅は15mm拡大。全高は10mm低くなり、ホイールベースは20mm延長されています。
・レヴォーグSTI SPORTに電子制御サスペンションとドライブモードセレクトを採用。
スイッチ1つで、上質な乗り心地のコンフォートから、走りを重視した何段階かのスポーティなモードに切り替えが出来る「ドライブモードセレクト」をスバルとして初採用しています。
2020年1月の東京オートサロンでレヴォーグSTI SPORTコンセプトカーが出展され、電子制御ダンパーが搭載されることが明らかになりました。
これまでのIモード・Sモードは、エンジン回転数だけの切り替えでしたが、新機能はスイッチ1つで足回りからハンドリングまで変更してくれる優れものです。
新型レヴォーグプロトタイプの感想と見えてきた最新情報まとめ
ここまで2020年9月発売予定とされる、新型レヴォーグの主な進化点について見てきました。
このほかにも想定される進化点は複数挙げられると思います。
電動リアゲートの採用、ルームランプのLED化も実施されると思われ、また全長拡大による後席居住空間の拡大も想定されます。
進化した新型レヴォーグは、スポーツ走行に優れ、かつ乗り心地も良いという相反する2つのことを見事に達成する次元の高いクルマと予想されます。
新デザイン、購入タイミングが合う方であれば購入を躊躇する必要はないと思います。
世界に誇れる日本のスポーツワゴンが、今年の秋、再び登場する予定です。
新型レヴォーグスバル公式ホームページです。


今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。