「スバル新型XV」ハイブリッドAdvance試乗レビュー!SGPの良さと静粛性に驚き【2019年11月新発売】

あなたに走りの楽しさを伝えたい!たかです。
なんと!久々にスバル車に試乗してまいりました!
レヴォーグ乗りのスバル車オーナーであるにも関わらず、スバル車のご紹介が少ないと思われている方も多いのではないかと危惧しておりましたが(汗)
今回レヴォーグの2年半点検の際に新型XVを試乗させていただくこととなり、併せて内外装チェックもおこなってきました。XVは今や近年のSUV人気もあってかスバル車の中でも人気のある主力モデル。
ターゲット車種は、2019年11月にマイナーチェンジされた新モデルスバル XV Advance【2.0L DOHC直噴+モーター (e-BOXER)リニアトロニック AWD 】
XV最上位モデルe-BOXER搭載車両のメーカー希望小売価格は2,926,000円。
なんと!最上位モデルがこの内容で300万円をきっている!
XV最上位のハイブリッドモデルがこの値段なのですから、コストパフォーマンスの高さには驚きです。
ラインナップは車両税込み価格で220万円~292万6千円。
もくじ
2.0L車は、すべてe-BOXER(2.0L直噴エンジン+モーター)搭載車に
新型では、2.0L車すべてが水平対向エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド「e-BOXER」を搭載。従来の2.0Lエンジン搭載車はなくなり、2.0L車はすべて「e-BOXER」仕様に切り替わりました。
2.0Lは「2.0e-Lアイサイト」、「2.0e-Sアイサイト」、最上級グレードの「アドバンス」の3車種が設定されています。
1.6L車は、1.6L DOHCエンジン リニアトロニック AWD搭載車
1.6L車は「1.6iアイサイト」と「1.6i-Lアイサイト」のガソリンエンジン2車種がラインナップ。
1.6i-L以上には、四輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、悪路からスムーズな脱出を実現する「Xモード」を搭載。
「X-MODE」には、雪道や砂利道などの滑りやすい路面を走行するときに使用する「SNOW・DIRT」、深雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような道で使用する「DEEP SNOW・MUD」の2モードが選択できるようになっています。
※画像は1.6i-Lアイサイト
アイサイトツーリングアシストをXV全車種に標準装備
「アイサイトツーリングアシスト」がXV全車種に標準装備されました。これによりさらに1段階上の先進機能が備わり、「疲れにくい」「安心して使える」「もっと愉しく」がさらにアップ!現段階において、最新のアイサイト(全車速追従機能付クルーズコントロール付)が搭載されたことになります。
プリクラッシュブレーキ、後退時のブレーキアシスト、AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御、車速逸脱抑制や信号や渋滞時の先行車発進お知らせ機能なども装備されます。
なかでも全車速追従機能付クルーズコントロールはこれまで車速60~115km/hまでの設定だったが、今回XVに搭載されるのは0~135km/h(あくまで設定速度)までと制御性能を向上。先行車追従機能も追加され、さらにハンドルの動きや車両の挙動(ふらつきをなくす)制御の質感も向上。常に進化を続ける先進安全技術だが、スバルの今ある技術のなかでは共通ながら操舵支援の制御は最新にアップデートされたものが採用されているそうです。実際に直進性が増し、つまり安定性の増した制御には安心感も増しています。
※アイサイトセーフティプラスもメーカーオプションで設定されています。
※画像はAdvance
2019年11月ビッグマイナーチェンジでの進化点
LEDハイ&ロービームランプや運転席シートポジションメモリー機能、ドアミラーメモリー&オート格納機能、リバース連動ドアミラー、集中ドアロック(オートドアロック・アンロック機能付き)が採用されました。
※画像はAdvanceインテリア
エクステリアではLEDヘッドランプやリヤフォグランプ、インテリアではマルチファンクションディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイ付きメーターのデザインが一新されています。


スバルXV<メーカー希望小売価格>
グレード | 価格(税込) |
1.6i EyeSight | ¥ 2,200,000 |
1.6i-L EyeSight | ¥ 2,332,000 |
2.0e-L EyeSight | ¥ 2,651,000 |
2.0e-S EyeSight | ¥ 2,871,000 |
Advance | ¥ 2,926,000 |
【XVボディサイズ】
【主要諸元】
スバルXV Advance |
全長×全幅×全高(m) |
4.465×1.800×1.550 |
車両重量(kg) |
1,550 |
エンジン |
FB20 |
トランスミッション |
リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段 後退1速 |
JC08モード燃費/WLTCモード燃費 |
19.2km/L/15.0km/L |
性能/エンジン |
最高出力:107kw(145ps)/6000rpm 最大トルク:188N・m(19.2kgf・m)/4000rpm |
モーター |
最高出力:10kw(13.6ps) 最大トルク:65N・m(6.6kgf・m) |
サスペンション方式(前 / 後) |
ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架 |
タイヤ(前・後) |
225/55R18 |
乗車定員 |
5名 |
▼併せて読みたい!2020年2月14日に発売された新型フィットの記事はこちらから。
それでは新型XV Advanceの実際を見ていただきましょう!まずはエクステリアから。
スバル新型 XV Advanceのエクステリア
フロント真正面からの画です。スバル車としての統一感もあり、個人的にもけっこう好きな顔です ♪


ボディサイズ:全長4465×全幅1800×全高1550は日本の道路事情にマッチしたサイズです。
▼サイド側エクステリア。コンパクトでありながらXVは居住性に優れています。
▼リヤ側エクステリア


▼LEDハイ&ロービームランプ(オート)、ポップアップ式ヘッドランプウォッシャー付]+ステアリング連動ヘッドランプ+アダプティブドライビングビーム
▼フロントグリルは6角形を採用。自然界でもっとも安定した形が六角形と言われています。
▼AdvanceはフロントのLEDフォグランプ周りもシルバー加飾。
▼ルーフ中央にはシャークフィンアンテナがあり、左右の細長いのはローマウントタイプブルーフレール。
▼新たに導入された電動格納式リモコンカラードドアミラー
(リバース連動ドアミラー+ドアミラーメモリー&オート格納機能)


▼リヤテールランプとXV・e-BOXERのエンブレム


▼Advance専用18インチアルミホイールが好印象!サイズは225/55R18
▼床下部分を撮影してみました。最低地上高は20㎝。
▼併せて読みたい!ライバル車とも言えるマツダCX-30の記事はこちらです。
新型XV Advanceのインテリアをチェック
さて次はAdvanceのインテリアを見てみましょう!
まずはフロント運転席側のドアを開けた状態です。紫の加飾が目立ちますね!
▼パワーウインドウのスイッチ。
▼4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ付メーター
▼本革巻ステアリングホイール(ブルーステッチ)
▼アイサイトツーリングアシスト・アダプティブクルーズコントロールのスイッチ
▼オーディオ関係のスイッチ
▼シート生地はAdvance専用トリコット+合成皮革(ブルーステッチ)
▼アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)
▼Advance専用のマッドブルー金属調の加飾が目を引きます。
▼ルームランプはハロゲンランプ
▼ディーラーオプションの8インチナビゲーションが用意されています。(パナソニック・DIATONE・カロッツェリア・ケンウッドは7インチ)
▼ナビを取り付けた状態がこちらです。
▼フルオートエアコン(抗アレルゲンフィルター付)運転席・助手席独立温度調整機能付
▼ピアノブラック調加飾付本革巻シフトレバー
▼ドリンクホルダーと電動パーキングブレーキ、オートビークルホールド、Xモードのボタン
▼Xモードのボタンがあり、押したところマルチインフォメーションディスプレイ等へ表示されました。
▼中央のマルチインフォメーションディスプレイ上部にXモード選択画面が表示されています。
▼センターコンソールBOXの肘掛け部分
▼ふたを開けたら便利そうなトレーが備わっていました。
▼中は大容量でたくさんの物が入りそうです。
▼リヤのスペースは思ったより広そうです。リヤシートは座面も長く、しっかりとした造りのシートになっていました。
▼私の運転席位置の状態で、こぶし3つほどスペースがありました。
▼リヤウインドウはこんな感じ♪ UVカット機能付濃色ガラス
▼リヤサイド側に三角窓があり、これによって視界が開けます。
▼ラゲッジルームはかなりのスペースがあるので、キャンプ・海水浴等、たくさんの荷物が積めるのでおあつらえ向きですね。
▼ 動画はこちらからご覧いただけます。
▼併せて読みたい!トヨタ新型ライズのカスタムに関する記事はこちらから。
新型 XV Advance 試乗レビュー
XV Advance の外観・内装をひと通り見たうえで、いよいよ試乗です。スバルe-BOXER(ハイブリッド)の実力のほどはいかに。
Advanceは2.0Lモデルのため基本的なパワーはあると予想し、あとはモーターアシストの度合い、乗り心地・静粛性はどうなのか?など集中しながら体感してきました。♪
スバル新型 XV Advance 走行性能の実力のほどは
走りの質を高めるe-BOXER
パワートレインが2.0Lエンジンであるのは大きく、ゆとりあるパワーが出ていると感じます。さらにe-BOXERのモーターアシストが加速に加わることにより、モーターのパワーはわずか13.6ps/65Nmながら、走り始めのひと加速を助け、走行中の至る場面でモーターアシストがあることによる余裕のある走りが感じられます。ここにe-BOXERの良さを見て取ることができました。
アクセルをあまり踏み込まなくてもスッと走る!モーターでのサポートがガソリンエンジンの苦手な部分をカバーして、加速性能と全体的な走行性能といった走りの質を向上させている、そんな走りを感じ取れます。
走行性能・乗り心地を高めるSGP
そして走行性能。スバルのSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)=骨格。スバル全車に採用されるAWD(4WD)。そしてe-BOXERと2リットル直噴エンジンを組み合わせた動力性能。SGPプラットフォームは、クルマの動き、それは上下方向でも横方向でも落ち着きのある塊り感があり、ドタバタしない乗り味は質感高いものを感じられます。
また静粛性についてもSGPをはじめ最近のスバルのクルマづくりから来ている為か、高いレベルの静粛性を実現しており、走行中の会話も声を張り上げなくてもできるレベルでした。
最後に、このクルマの評価を…
コンパクトで日本の道路事情にぴったりなSUV車「XV」。コンパクトサイズでありながら、ゆとりある居住性をもつクルマ「XV」。XVは日本人のライフスタイルに合っているクルマなのではないかと感じます。
加えてXVのセンスの良いカラーバリエーション、テレビCMでもお馴染みのクールグレーカーキなどの色の個性によって、街中でも高速道路でも目に留まることが多く、興味を引くこともしばしば…
最近、クルマの価格が高くなっている印象がある現在、265万円(税込)からという価格(1.6リットルは税込220万円から)はコストパフォーマンスの面からみても安心して購入できる優れたクルマであることに間違いありませんね。
▼スバルXV公式ホームページです。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。