朱色の美しい千本鳥居!青森県津軽「高山稲荷神社」ご利益や見所紹介

▲青森県津軽半島日本海近く、千本鳥居で有名な「高山稲荷神社」
あなたに走りの楽しさを伝えたい!たかです。
レヴォーグで訪ねる地元青森の「観光・名所」シリーズ。「十三湖」に引き続いて今回行ってきたのは、千本鳥居の幻想的な景色と、パワースポットとしても知られる壮観な佇まいを見せる「高山稲荷神社」。
当日(2020年9月)は天候にも恵まれて、スッキリとした青空が特徴的だったのだが、気温は30℃を上回り、汗ばむ陽気であった。
高山稲荷神社の「千本鳥居」を皆さんはご存知だろうか。最初、鳥居が千本連なっていると聞いたときは、本当のこと?とちょっと訝しんだりしたのだが、その写真を見た瞬間に心を奪われたのを覚えている。今回は初めて足を踏み入れる土地で、初めてその実像に触れるわけだが、実際に体験してきた映像・写真などを駆使して、その実像をご覧いただきたいと思う。
「高山稲荷神社」は、「十三湖中の島(なかのしま)」からクルマで約20分。幾重にも連なる千本鳥居が魅力的な見どころ満載のスポットでもあります。地図上では十三湖中の島から、もっと距離があるように見えるのだが、わりと早い時間で着くことができた。本記事では、千本鳥居の見どころと高山稲荷神社へのアクセス方法などについても、詳しく紹介していく予定だ。
もくじ
レヴォーグでいく千本鳥居で有名な「高山稲荷神社」
▲レヴォーグSTI SPORTでいく、目指すは津軽半島日本海沿いにある「高山稲荷神社」。「十三湖中の島」からはクルマで約20分の距離だ。
▲突然現れる大鳥居。手前にある大鳥居と、2つをくぐると「高山稲荷神社」へ到着だ。
青空のもとレヴォーグを走らせていると、このあたりは道路の舗装状態も良いため、とても快適なドライブを楽しむことが出来る。車内ではクーラーによって涼しく過ごせるため良いのだが、外へ出ると30℃を超える容赦ない暑さが押し寄せてくる。暦の上では秋だというのに、この暑さは北国青森では、これまであまり経験がないものだ。
「高山稲荷神社」へ到着。境内へ入る。
▲入り口にある「巨大な鳥居」をくぐると境内へ入っていくことが出来る。
▲高山稲荷神社の駐車場に停めたレヴォーグ。
▲高山稲荷神社の「参集殿」全景。ここを歩いていたときは、この神社に美しい千本鳥居があることは想像ができなかった。
▲神礼授与所。
▲狛犬が迎える参拝入り口。ここから参拝の始まりだ。
▲参拝は、こちらの急な階段を昇る必要がある。昇った先には、木々に囲まれる高台が現れる。
高山稲荷神社と三王神社
▲階段を昇り切ったところにある、高山稲荷神社「拝殿」(正面)
▲高山稲荷神社「拝殿」。ご利益がありますように…。
▲高山稲荷神社「拝殿」の奥にある「三王神社」。
高山稲荷神社は、鎌倉から室町にかけて此のあたりを統治していた豪族安藤氏の創建と伝えられている。
江戸時代の古地図には、三王(山王)坊日吉神社を中心に十三宗寺建ち並ぶ一大霊場があり、安藤氏の祈願所として栄えるも南部勢の焼き討ちにより焼失。この時、山王大神様が黄金の光を放って流れ星のように高山の聖地に降り鎮まれた、と伝えられる。
江戸時代に入り、赤穂藩主浅野内匠頭長矩の江戸城中での刃傷事件による藩取り潰しの際、赤穂城内に祀っていた稲荷大神の御霊代を藩士が流浪の果て、津軽の弘前城下に萬し、その藩士の子孫がこの高山の霊地に祀れとのお告げにより遷し祀った、と伝えられる。
これらを総合して考えると、元々は三王神社が祀られ、その後、江戸時代の稲荷信仰の隆盛とともに稲荷神社が繁栄し、現在でも高山稲荷神社として篤く信仰されているのです。
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「龍神宮」と「龍神池」
▲蓮の葉があふれる龍神池を左右の橋で渡って「龍神宮」へ参拝する。
▲左右両側に広がっているのは、溢れんばかりの睡蓮の葉が美しい「龍神池」。
▲歴史を感じる「龍神宮」。もちろん、ここもちゃんと参拝した。
龍神宮は千本鳥居の入り口部分に鎮座しているお宮で、龍神池には大変な神力があると伝えられています。龍は水を司る神様として古来より崇められ、農家の人々にとって水は欠かせないものであり、稲荷の神様と同様に農業の神様としても信仰されるようになったそうです。
▲この龍神宮の辺りは元々湿地帯で湧き水による池があり、龍神信仰の「龍神池」として地域の方々に信仰されていた。現在では風情のある丸い橋がかけられ、趣きのある風景にもなっている。
朱に彩られた、美しい「千本鳥居」
▲千本鳥居入り口。果たして千本あるかは数えなかったため、詳細は不明だ(笑)。
▲池の多さも特色で、当時水が豊富だった当地へ神社が創建されたのも頷ける。
▲朱に彩られた鳥居がどこまでも続いていく…。
▲往きは、緩やかな昇り坂が続く道のり。
▲千本鳥居の途中にある滝が、涼を与えてくれる。
▲千本鳥居の終着点にたどり着いた。ここには「神明社」があり、天照大神を祀り農耕に関係のある社だ。
▲千本鳥居の終着点から見た風景。見事に千本鳥居が連なっているのが見える。
「神明社」から振り返って後ろを見ると、木々と池の狭間に朱色の美しい鳥居が連なっているのを見ることが出来る。古き時代から五穀豊穣を祝い、またそれを念じて、ここ「高山稲荷神社」へお参りに来ていたことは想像に難くないでしょう。今回、このように見事なものが地元に存在していたことに驚きを持ったことは言うまでもありません。ぜひ貴方も、この素晴らしい景観を体感してみてください。
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高山稲荷神社の千本鳥居・まとめ
▲高山稲荷神社、境内案内図。
高山稲荷神社境内入り口には、境内案内図が設置されています。千本鳥居がどこにあるのか、龍神宮の位置はどこにあるのかが分かりやすく掲載されています。思いのほか広い敷地で、案内図に気付かずに境内へ入ったため、初めのうちは少し迷いながら散策していました。
案内図を見てから歩くのと、そうでないのでは雲泥の差があるかと思います。動きやすい服装で行くこともオススメします。
▲桜の頃の千本鳥居画像。桜の花と相まって、この時期もとても美しいようなので、その頃にまた伺いたいと思う。
三柱の神は稲荷大神と称えられ、人間生活の根源を掌られ、稲は結び、生産の象徴であることから衣食住、人間生活に必要なすべての生産を守護する生成化育の徳を持たれ、商工業の発展と共に商売繁盛や殖産興業など広大無辺の御神徳を持つ「福神さま」として崇められている。
五穀豊穣・家内安全・商売繁盛・交通安全・海上安全・良縁・安産・学業成就・厄除・病気平癒・災難消滅・開運招福・夫婦和合・諸願成就
引用元:高山稲荷神社 御神徳
青森県は自然の豊かな県で、おすすめしたい観光スポットもたくさんあります。この年齢になった今でも、聞いたことはあるのだが未だに足を踏み入れたことがない土地がたくさんあり、出身県内でも、実際に体感していない土地がまだまだあることを思い知らされています。
今後も引き続き、地元青森県の見どころ、そしてグルメなどについても発信していく予定ですので、YouTubeチャンネルと共にご覧いただけるとうれしいです。\(^o^)/
高山稲荷神社の基本情報
高山稲荷神社へのアクセス。
交通機関をご利用の場合
■五所川原駅より弘南バス小泊線(十三経由)乗車(所要時間約四十分)、高山神社入口下車、タクシーで約五分
お車でお越しの場合
■JR五能線・五所川原駅(津軽鉄道・津軽五所川原駅)より車で三十分
※青森県津軽半島の日本海沿岸にある高山稲荷神社。その上に位置する「十三湖」を目印にするのがよいと思う。クルマでの移動になるが、一本道でもあり、迷うことも少ないはずだ。
高山稲荷神社社務所
住所 〒038-3305 青森県つがる市牛潟町鷲野沢147−1
宿泊施設 一泊4,000円〜7,000円で宿泊施設をご用意しております。詳しくは高山稲荷神社社務所お問い合わせくださいませ。
お問い合わせ 0173-56-2015
営業時間 09:00~17:00
定休日 年中無休
駐車場 有
以上は、2020年9月現在の情報です。最新情報については、高山稲荷神社公式ホームページなどで、ご確認ください。
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今回の記事は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。